主人公

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主人公

 劇などの主役のことを「主人公」と言いますが、これも仏教から来た言葉です。
 唐の時代、浙江省に瑞巌和尚という名僧がおりました。瑞厳和尚は、毎日自分自身に向かって「主人公」と呼びかけ、また自分で「ハイ」と返事をしていました。「はっきりと目を醒ましているか」「ハイ」「物事に惑わされていないか」「ハイ」「主人公を見失っていないか」「ハイ」といって、毎日ひとり言をいっておられたそうです。
 ここでいう主人公とは、劇などの主役のことではありません。家庭の主人のことでもありません。もちろん、会社の社長でもない。人間一人ひとりの主体的な人格のことです。
 私たちは、とかく自分というものを見失いがちです。とくに今日、私たちをとりまく環境はめまぐるしく変化し、外のものに目を奪われている間に、自己を喪失しやすくなっています。そこで、いつも主体的な自分というものを、はっきりと自覚していなければなりません。「おい、主人公、目を覚ましているか」と本来の自己を覚醒しなければならないのです。

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 劇などの主役のことを「主人公」と言いますが、これも仏教から来た言葉です。
 唐の時代、浙江省に瑞巌和尚という名僧がおりました。瑞厳和尚は、毎日自分自身に向かって「主人公」と呼びかけ、また自分で「ハイ」と返事をしていました。「はっきりと目を醒ましているか」「ハイ」「物事に惑わされていないか」「ハイ」「主人公を見失っていないか」「ハイ」といって、毎日ひとり言をいっておられたそうです。
 ここでいう主人公とは、劇などの主役のことではありません。家庭の主人のことでもありません。もちろん、会社の社長でもない。人間一人ひとりの主体的な人格のことです。
 私たちは、とかく自分というものを見失いがちです。とくに今日、私たちをとりまく環境はめまぐるしく変化し、外のものに目を奪われている間に、自己を喪失しやすくなっています。そこで、いつも主体的な自分というものを、はっきりと自覚していなければなりません。「おい、主人公、目を覚ましているか」と本来の自己を覚醒しなければならないのです。
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